さて、今年一発目の比較試聴は松武秀樹さんの1981年作品VENUSだ!実は以前もVENUSの再発盤を取り上げたことがあり、海外リリース再発盤の惨敗という結果だった。あまりにも音が悪かったので、怒りすら湧いてきたというコメントが象徴するように、日本人アーティストの海外再発盤は要注意!現在もこのスタンスは変わりません。ちなみに、松武秀樹作品LOGIC再発盤は、ユニバーサルミュージックレーベルで、音質はまあまあ良かったので、今回のVENUS再発盤も同レーベルからのリリースなので期待は大きい。
早速試聴してみよう。今回使用する針はLYRAのTITANでフォノイコライザーはFidelixのLeggiero、MCトランスはEarのMC4を使用した。
上記画像左が2023リリースの再発盤で、右が1981年リリースのオリジナル盤だ。ジャケットのデザインやレーベル、内容物等の体裁は大きく変わらず新品の質感は言うこと無しだ。ただ、帯のデザインが全く異なり、もう少し色合い何とかならんかね?と言いたくなるような意匠だ。
しかも、、、、松武秀樹ではなく松武英樹となっている。誰やねん!
さて、再発盤においてジャケットなど新品は所有満足度を高めてくれるので、これはこれでうれしいがミスはいただけません。しかし、ミスプリントジャケットも意外と人気があるという現実。YMOのファーストアルバムもミスプリント盤があるらしい。私持ってますが、音質は変わりません(笑)。さて、余談が長すぎましたね。早速本題に行きましょう。
はっきり申し上げます。今回のVENUS再発盤はオリジナル盤と何ら遜色ない素晴らしい音質だ。音量も全く同じ。ブラインドテストしたら区別がつかないレベル。現代風に低音が誇張される再発盤もあるが、本盤はオリジナルといっても過言じゃないくらい再現性に優れている。日本盤のユニバーサルミュージックレーベル再発盤は優秀ですね!運良く状態の良いオリジナルのVENUSを購入するのも良いが、プレミア価格が付いてる場合があるので、帯のデザインとアーティスト名の漢字が違う点を許容できれば、再発盤をお勧めします。日本盤の新品は信頼できるし、音質もオリジナルと変わらないとなれば、松武秀樹ファンの方は即買いですね。HMVでは在庫があるようなので(2024年1月8日現在)、探してる方!今なら間に合う^^
久しぶりの比較試聴コーナー、、、時間があまり無かったので短めの内容となったが、再発盤の音質とオリジナルが区別つかないほどだったので、あっさり結果が出てしまった。
再発盤もとうとうここまで来たかー!日本人アーティストのユニバーサルミュージックレーベル再発盤は安心して購入できると感じた比較試聴でした^^。