メインAD/DAコンバータ
Antelope Audio : AMARI
レコードのデジタル化を考えたときに何が一番重要か?アナログソースをデジタルに変換するADコンバータが最重要と考えます。当ラボでは現状最高峰のAD/DAコンバータAntelope AudioのAMARIを導入しました。
アナログ入力は2チャンネルのみ(XLRかRCAを選択)。他メーカーによくあるマイクプリとコンボジャックが併用できるものではなく、シンプルなアナログ2チャンネル入力は入力レベル調整機能すらないシンプルな構成。入力前の段階でレベルを調整してあげれば最高のデジタルデータに仕上げますよと言わんばかりの仕様。
レコードの情報を高品質MCカートリッジで拾い上げる。最高峰のADコンバータでデジタル化。説明不要の高品質デジタルデータが作成可能となります。
マスタークロック
MUTEC : REF10 SE120
当ラボではデジタルデータ作成時に発生する電気信号の時間的な揺れ、いわゆるジッターを原因とする音声の乱れを抑えるために、マスタークロックジェネレーターを導入。
AD/DAコンバータ同様スタジオクオリティーのMUTEC : REF10 SE120を採用。アナログからデジタルへ変換する際の安定したクロッキングにより、揺らぎのない高音質データが作成できます。
直接音を出す機器ではないですが、デジタルを扱う上で全体に影響を及ぼす重要な働きをします。当ラボではスタジオクオリティOCXO 10MHzリファレンス・マスタークロックジェネレーターを使用しております。
Lyra :
Etna λ Lambda
当ラボで運用するハイエンドMCカートリッジの一つ、個人的イチオシのLYRAのフラッグシップモデルETNA λをラインナップに加えました。当ラボ最高音質コースである、高音質特別コース専用モデルです。ディスコンモデルTITANの後継モデルであるETNAはマイナーチェンジを経てETNA λへと進化。レコードに針を落とした瞬間目の前に広がるサウンドは、絶妙な抑揚バランスで聴く者を作品の世界へ誘う。レコードに刻まれた情報をくまなく引き出すのみならず、上下左右立体的な音の空間を構築し聴く者を圧倒する。他のハイグレードMCカートリッジとは一線を画す超一級品の音質であるが、ジャンルや盤を選ばず正確なトレース能力も特筆すべき点である。状態の良い盤限定使用となるので、使用頻度は少ないが、常にベストな状態で使えるよう徹底管理のもと運用します。ヘッドシェルはGENESIS TYPE-P HEAD SHELLを採用しリードワイヤーはAnalog Relax AR-LW-DGP1を採用。取付ネジはAET EVO-CSSHを採用。カートリッジ周辺アクセサリーも、こだわりの逸品を使用します。
Audiotechnica :
AT-ART20
ハイエンドMCカートリッジの一つで、高音質特別コースで運用中。解像度高め、出力電圧も高いが昇圧トランスEAR MC4との併用も全く問題ない。繊細な表現からパワフルな押出まで申し分ない。LYRAのTITANと音質の傾向は似ているが、トレース能力はLYRAより優れているので、LP、12インチシングル、7インチシングル問わず使用できる。高音質特別コースにおいてジャンル問わず使用するが、個人的にはDJ関連の12インチシングルとの相性の良いと感じるので、AT-ART20で録音されたハイレゾ音源はDJさんにもお勧めです。
Lyra :
Titan
当ラボで運用するハイエンドMCカートリッジの一つ、個人的イチオシのLYRAのフラッグシップモデルTitanをラインナップに加えました。当ラボ最高音質コースである、高音質特別コース専用モデルです。既に新品購入不可ディスコンモデルTITANですが、大変良いコンディションの品を入手し運用開始しております。レビューは改めて加筆しますが、軽くTitanの音質に触れておきます。
Titanの後継機ETNA λと同系統の音質であるが、ダンスミュージック好きの私にはTitanの方が好みかもしれない。色々なレコードを聴き込んで判断するが、現時点でTitanがお気に入りである^^。ヘッドシェルはGENESIS TYPE-P HEAD SHELLを採用しリードワイヤーはAnalog Relax AR-LW-DGP1を採用。取付ネジはAET EVO-CSSHを採用。
audio-technica :
AT-ART9XA
信頼、安心の老舗メーカーaudio-technicaの中で、特にお気に入りのAT-ART9XA。個人的に同メーカー製品はどのようなジャンルにも安心して使える製品として認識しておりましたが、AT-ART1000というMCカートリッジを試聴してから一目置くようになりました。同じAT-ARTの称号をもった最新のAT-ART9XAだが、AT-ART1000同様大変すばらしい音を出してくれます。文句なしの解像度に加え低域の押出し、帯域バランス、トレース能力など文句なしの逸品です。MCカートリッジの中でもハイコストパフォーマンスモデルの一つ言っても過言ではない。ただし、出力電圧が低いので(音量が低い)、フォノイコライザーを選ぶ場合がある。当ラボではEARのMC昇圧トランスMC4使用前提なので全く問題ない。当ラボでは、高音質コース、高音質特別コース、DJコースで運用中
MMカートリッジ
ヘッドシェル リードワイヤー
ヘッドシェルは●Ortofon : LH-9000 ●GENESIS : TYPE-P HEAD SHELL ●DS Audio : HS-001 Solid Head Shellを使用。
シェルリードワイヤーは●Analog Relax : AR-LW-DGP1 ●Acoustic Revive : absolute LEAD WIRE ●KS-Remasta : KS-Stage401EVO.I-VKとKS-LW8100EVO.IIを使用。
ピュアオーディオシステム
当ラボでは厳選したピュアオーディオを使用。
メインフォノイコライザー1
Violectric : PPA V790
複数のハイエンドフォノイコライザーを試聴してきたが、様々なカートリッジに適応かつクセが無い製品としてFIDELIXのLEGGIERROとViolectricのPPA V600を長年にわたり使用してきた。レコードプレーヤー周りの刷新に伴いフォノイコライザーも見直す機会が訪れ、以前から目をつけていたViolectric PPA V790の試聴を行った。操作性、利便性、音質全てにおいて過去一番の製品と感じ即導入を決めた。入出力の多さ(6入力)と各種細かな設定がフロントパネルで行えること、フォノイコライザー出力ゲインもパネル上で7段階調整でき、更に最終段でアンプへの出力に対し3段階のゲイン調整が可能(もはやプリアンプ)。加えて各入力ごとに各種設定が記録されるという優れもの。操作性と利便性は申し分なく各種カートリッジとの適合範囲も広い。実際ダブルートーンアームの当ラボでも大変重宝している。操作性と利便性も大切だが導入を決めた最大の理由は音質が良かったからである。前モデルの録音ファイルと当モデルの録音ファイルを比較すると音質の差が歴然であった。背景の静けさと付帯音の減少に伴い、ベールが二枚ほど剥がれたかのような高解像度高音質が享受できた。これらは基本性能の高さを表しており、フォノイコライザー周りのケーブル変更やカートリッジ変更で音質の変化がつぶさにわかる点も特筆する点である。昇圧トランスEAR MC4との相性も申し分ない。レコードのデジタル化の基本となる音声の取り込み。レコードに刻まれている情報を最大限引き出すカートリッジ、その信号を適切な状態で増幅するフォノイコライザー、Violectric PPA V790は今後当ラボの基準となります。
アウトボード / 真空管ステレオEQ
MC昇圧トランス
E.A.R : MC4
当ラボで使用するMCカートリッジは、出力電圧が比較的低いものが多く、MC昇圧トランス必須が当ラボ基準である。過去複数のMC昇圧トランスをデモ試聴した中で、EAR MC4は癖無し、ハムノイズ無し、他ノイズなし、適切な昇圧量と申し分なかったので導入に至った。過去使用のFIDELIX LEGGIEROやViolectric PPA V600との相性も抜群で現使用中のViolectric PPA V790との相性も申し分ない。期待通りの仕事をしてくれる。
プリアンプ
Benchmark : LA4
DJミキサーPLAYdifferently : MODEL 1.4の音質を超えるプリアンプを見つけました。複数のプリアンプを試した結果、Benchmark : LA4が最もトータルバランスに優れており、加えてLRバランス調整機能も備えており、レコードのデジタル化にふさわしいと判断し導入。
レコードプレーヤー
トーンアーム1
トーンアーム2
ViV Laboratory:RIGID FLOAT13 CB BM
当ラボでは別置トーンアームViV Laboratory:RIGID FLOAT13 CB BMを採用。レコード内周の音割れ軽減に大きく貢献。また、トラッキングエラー回避にも貢献。リアルタイムレコード再生及びデジタル化の高音質化必至。
カセットデッキ
MDプレーヤー
USBケーブル
Shunyata Research : OMEGA
デジタル化において、クオリティーを左右するUSBケーブル。厳選に厳選を重ねた結果Shunyata Research : OMEGAを採用。録音、モニタリングに最適。詳細レビューはコチラ参照。
モニタースピーカー
ADAM : S5V
当ラボではスタジオユースのメインモニターADAM : S5VとDJ及びフロアユースに対応すべくサブウーハーADAM : SUB 12を採用。
スピーカースタンドはKRYNA : STAGE II特注品を採用。
パワーサプライ・ケーブル
徹底的にノイズ低減化を目指す
当ラボでは最重要と考える電源環境も充実しております。機器の選定については自宅デモ試聴を重ね、機器の能力を最大限発揮できるモデルを採用しております。
メイン接続電源ケーブルはJORMA DESIGN:AC LANDA RHII6セットに加え、Tiglon : TPL-2000A3セット採用。
壁コンセントにはAudio Replas:RWC-2RU:SCB-2SZ:CPP-2SZ/HG採用。
電源タップはAcoustic ReviveのRTP-4 absoluteおよびRTP-6 absolute採用。
メイン機器用電源タップはAudio ReplasのMQP-2SIG-Mk2採用。
オーディオ専用ブレーカーにCross PointのXP-BR Flare Limited採用。
当ラボでは機器同士を接続するケーブルも厳選しております。
複数のデモ試聴を経てクセが少なく情報と音楽性を損なわない
モデルを選定しました。Cross Point:XP-IC/RCA EN2セット導入。
BNCケーブルはCross Point:NEW XP-DIC/BNC EN SE採用。
Cross Pointデジタルケーブルレビューをご参照ください。BNCケーブルレビュー
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