さて、本日は、レコードのデジタル化に関する大変興味深い内容となっております。そのままズバリ!ノイズ除去と音質劣化!細かな説明はコチラのページをお読みいただくことをおすすめしますが、単純に音で比較したい方は下記のサンプル音源をご試聴ください。
原音に影響なくノイズを除去します!この謳い文句に異議を唱えております当ラボとしましては、ノイズ除去ソフトの使い方を間違える、あるいは適切な使い方をしないと驚くほど音が悪くなることを、サンプル音源をもってわかりやすくお伝えできればと思う次第です。
一般的なノイズ除去ソフトのメカニズムは、軒並み同じだと思われるので、どのソフトを使用したかあえて申し上げませんが、除去レベルを上げるとどれだけ音質に変化があるのか?シンプルに比較できるよう6つのファイルを用意いたしました。最後の6つ目の音源は当ラボ独自の方法で除去した音源を用意いたしました。原音への影響を限りなく少なく処理した音源なので、是非他の音源と比較してみてください。
再生ボタンを押すと対象音源が再生されます。同時再生ができないので、リアルタイムで各再生ボタンを押すことで、瞬時に切り替わり比較しやすい仕様になっております。
今回のサンプル音源はダンス系12インチシングルからの抜粋です。
↓オリジナル音源:ノイズ除去無し↓
かなりノイズが多い状態です。
↓ノイズ除去最低レベル:0.5↓
少しノイズは軽減しましたが、納品クオリティには程遠いです。
↓ノイズ除去レベル:1.0↓
ノイズは軽減してますが、原音にも影響が出てます。バスドラムのアタックが緩くなってます。
↓ノイズ除去レベル:3.0↓
ノイズはほぼなくなりましたが、原音も大きくそぎ落とされております。とてもつまらない状態になりました。
↓ノイズ除去レベル:5.0↓
ここまでくるともう話になりません。逆回転再生の様です。。。ドラムやリズム系のアタックが完全になくなってます。ノイズは完全に消え去りましたが、他に失ったものが大きすぎます。このような音源は納品に値しません。
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レコードデジタルラボでの作業
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↓レコードデジタルラボ独自のノイズ除去↓
原音にほぼ影響なくレコードの音声を再現しております。
上記のサンプル音源を改めて比較してわかるように、ノイズ除去に伴う音質劣化は想像以上です。優れた機材で録音しても、ノイズ除去の段階で劣化してしまっては元も子もないので、ノイズ除去は慎重に取り組まなければなりません。
これからもノイズ除去に伴う音質への影響を最大限抑える取り組みを行っていきたいと思います。
当ラボでは用途に合わせて各コースご用意しております。ノイズ除去については各コースに見合った独自の方法で処理しております。