さて、こちらのページも滞りがちですが、ネタは豊富!今後もいろいろ控えております。今回はオリジナル盤LPと日本盤LP、最新リマスターCDの音質比較です。
今回用意したのは、アメリカのバンドBerlinのセカンドアルバムPleasure Victimです。アメリカなのにベルリンてー。そこはさておき、今回取り上げることになったいきさつを簡単に紹介します。2020年10月にリマスターCDが発売されました。ボーナストラックに12インチヴァージョンが収録されており、大変興味をそそる内容だったので購入しました。
レコードの再発は恐らく期待できず、リマスターCDという文言に惹かれ購入しました。自身が所有してる日本盤との比較目的もあったが、はっきり言うと衝動買いである。大きな期待はしてなかったが、最新リマスターということで早速聴いてみた。ちなみにこのアルバム、中学生から現在に至るまで日本盤LPしか聴いたことなかったのだが、濃いヒスノイズが全体的に気になる程度で、それ以外特別音が悪いとは感じなかった。
しかしだ!リマスターCDの1曲目からいきなり驚いた。ヒスノイズが消えてる。しかもスムーズに耳と体に入ってくる高音質。音圧上げ上げ海苔状態ではなく、にわかに控え目でちょうどよい。今どきのリマスターは音圧が控え目で良い傾向だが、この作品も非常にクオリティが高いと感じた。今どきのリマスター恐るべしと再認識したが、一番驚いたのはヒスノイズ除去がすばらしい!ここまで原音に影響なくヒスノイズが除去できるってすごい!フェードアウトの箇所が一番わかりやすい。改めて日本盤LPと比較したが、相手にならない(笑)。今まで良いと思ってた盤がチープに見えてきた。悔しいので、オリジナル盤を購入することにした。購入に際してトラブルはあったが(2021.9.16記事参照)、まともな盤が無事届いた。
Discogsで購入したが、オリジナル盤はそこそこ良い値段で取引されてるようで、この年代のこのジャンルのLPとしては異例かも。にわかに期待値は上がる。早速日本盤から聴いてみるが、リマスターCDと比較しなければまあまあである。前述のヒスノイズは音の静かな箇所以外はそれほど気にならないが、リマスターCDの音を聴いてしまったので、やはり気になって仕方ない(笑)。
続いてオリジナル盤を聴いてみる。予想的中!ヒスノイズがない!抜群に良い音だ!これで合点がいった!このPleasure Victimオリジナル盤は音が良いことが判明。日本盤とは雲泥の差である。しかし日本盤、どうしてこうなった。。。インディーリリースのPleasure Victimが想定外のヒットとなり、各国リリース引く手あまたでマスターテープコピーのコピー、そのまたコピーが日本にまわってきた結果こうなった?ことが目に浮かぶ。そんな想像を掻き立てつつ、ヒスノイズ除去の技術については、特別なことはしていないと結論付けた。リマスターCDの音は良いがオリジナルLPはさらに良いと感じた次第だ。
こうなるとLPレコードからデジタル化した音源とリマスターCDの比較をしたくなる。オリジナル盤の音の良さから想像するに、恐らくレコードマスターCDの方が良い音だろう。時間が無いので試しに1曲だけトライしたが予想通りの結果に大満足。Pleasure VictimもレコードマスターCD作成決定としました。思い出深い作品なのでいつかこのページで紹介したいと思います。ちなみに12インチシングルもオリジナル盤すべて所有してるので、いつかCDと比較してみます^^