レコード機材関連音質比較高音質関連

レコード、針など、色々比較予定が、思わぬ方向に

AT33SA

さて、こちらのコーナー、少し滞りがちですね。業務最優先故に何卒ご容赦。ということで、本日は同じレコード針、同じLP、同じ12インチシングルを比較してみました。レコードについてはプレス国の違うものを比較しております。では早速いってみよ^^

AT33SA
AT33SA

こちらはAudio TechnicaAT33saというMCカートリッジですが、当ラボのラインナップとして主にシンプルコースで使用してきた。何気に本日新品予備ストックを開封しました(右)。並べてみると元々使っていた物と(左)にわかに色が違いますね。いや、結構はっきりわかるレベルの色の違いである。リードワイヤーはKS-REMASTAの同価格帯の同傾向の品である。唐突に思い立って既存のAT33sa(以下33old)と新品AT33sa(以下33new)の比較をしてみたくなったわけだが、けして33oldがへたってきたということでもない。後付けだが新品と比べて音質に大きく違いが出れば、それこそ33oldがへたってきてる証明となるので、その時は潔く新品に切り替えればよいということで、前置きが長くなってしまいました。早速レコードを聴いてみました。

technique UK
technique UK

試聴に用意したレコードは1988年リリースのNew Order / Technigque オリジナルUK盤だ。まずは33oldで試聴。この価格帯でダントツのクオリテイー!10万円以下のモデルでイチオシのAT33saだけあってさすがの高音質である!いつもの聴き慣れたサウンドでAT33saの良さを再認識した。続いて本日開封の33newで再生。

おや?音量が、、、にわかに小さい。Lチャンネルも微妙に小さい(レベルメーター目視)。即座に33oldと取り替えると、やはり音量が大きくLRバランスもちょうどよい。およよ(汗)。再び33newで音量を少し上げLRバランスも調整し聴いてみる。ハイハイいつものAT33saの音であるが、微妙に音がかたいように思う。新品特有のアレなのかもしれないが、それにしても音量がにわかに小さいのが気になる。これは個体差の範疇なのか?小さくなった分音量を上げれば33oldとほぼ同じ音質なので全く問題ないが、ことMC針で同じ製品同志で比較するのは初めての体験だったのでこの差に少々驚いてしまった。繊細な品であるがゆえに個体差は仕方ないのだろう。同メーカーのAT-ART1000に限っては、固体ごとに針圧が異なり仕様書が添付されるくらいなので、AT33saも少々の音量差は許容範囲とせねばと自分に言い聞かせる。

AT33sa New
AT33sa New

そんなわけで、比較用に新品針を開封してわかったことは、MC針の個体差(音量)は間違いなくあるということ。周知の事実であったなら私の勉強不足としか言いようがないが、LRバランスについては間違いなく個体差はあると認識してたので、当ラボでは録音の段階でLR調整可能なシステムを構築してる。音量差についても小さければ上げればいいということで何ら問題ないけど、ここまで書きながら考えるうちに、この音量差は不良品レベルなのかと気になってきた(笑)。メーカーにてチェックしてもらう方向で検討しよう!と、話が思わぬ方向へ!ちなみにリードワイヤーが違うので、念のためリードワイヤーを交換してみたが音量の違いは変わらず。本体の差であることは間違いないようだ。

UK & USA
UK & USA

ニュースコーナーや雑感ページは原稿を用意するほどの内容ではないので、考えながら書くスタンスなのだが、一応画像は前もって用意するようにしている。本当はUK盤USA盤の比較結果を紹介したかったのだが、33newの音量について書いてるうちに疑問が膨らんだので(笑)、来週メーカーに問合せしてみます。今後の経過も報告しますね^^。レコード比較はまた次回!

追記:メーカー問い合わせ前に、録音ファイルで確認することにした。近日中に結果報告します。
追記はコチラのページ最後に記載