さて、石川県は梅雨入りしましたが、思いのほか降雨量は少なく、過ごしやすい日が続いております。先日SUMIKOのMCカートリッジを自宅デモしました。たまたまですが、目の前にあった人間の証明サントラ盤をチョイス。リマスターCDも所有してたので、レコードとCDの比較かねて簡単にレビューしたいと思います。
まずCDを聴いてみた。USBケーブルとBNCケーブルをCross Pointに代えたおかげで、CD音源もグレードアップ!オープニングから軽快に鳴っております!フュージョン系中心に聴きましたが、大変すばらしい演奏です。情熱を感じますね。この頃の角川は飛ぶ鳥を落とす勢いがありましたし、予算も潤沢でレコーディングにもお金をかけたんでしょう、内容と音質共に充実しております。2015年のReissue CDですが、まあまあ音圧高めで圧迫感は少々ございますが、十分良い音です。続いてレコードを聴いてみましょう。
お借りしたSUMIKOのStarlingです。スケルトンタイプのMCカートリッジで、スペックは標準的なものです。以前SMIKOのMMカートリッジAmethystというモデルが良かったので、ハイグレードのMCモデルも期待が持てるということでお借りしました。毎回思いますが、初めて使うカートリッジ、針を落とす瞬間はワクワクします。
今回も期待に胸躍りま、、、、いやいや、いきなりキターーーーーー!って、久しぶりに鮮烈なファーストインプレッション!いいですねー。思わず声が出た。ゲインも十分だし、全帯域の出方も癖なくスムーズだし、解像度、明瞭度、バランス、厚み、低域の表現、いずれも期待以上です。中域がにわかにうるさく感じるところもあったが、ここまでレコードの情報を出し切ってるのであればむしろ大歓迎!以前使ってたvan den HulのThe CrimsonというMCカートリッジを聴いた時も衝撃だったが、今回も同系統の音で久しぶりにワクワクした!A面後半のアグレッシブなディスコ調の曲を聴いたが、CDとは比べ物にならないほど躍動する。こりゃ胸躍るわーー!CDとの比較がどうでもよくなるような時間だった。レコードって良いですね。そしてStarling良いですね。これ、雑誌やネットのレビューほとんどないですね。マイナーな製品なんでしょう。
SUMIKO自体はアメリカのメーカーだが、Starlingのパッケージ裏面にはMade In Japanと書いてある。ちょっと意味わかんないですが、これは良い製品です。もっと雑誌やネットで取り上げても良いと思うが、取り上げられるから良い製品というわけでもないので、このページでひっそりアピールしときましょう。SUMIKO : Starlingお勧めです。
Starlingがあまりにも良かったので、同メーカーのSongbird Loもお借りしました。これ、見た目が良いです!きれいなメタリックブルーのボディー。さて、どんな音を出してくれるか。近日中にレビューします。