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USBケーブル比較試聴リターン(2022年)後半

Shunyata Research OMEGA

USBケーブル比較試聴リターン(2022年)前半から間が空いてしまった。業務最優先の為更新が遅れてしまったのだが、それとは別に、ケーブルデモ貸し出しにおいて余儀ない展開があったためレビューに二の足を踏んでいたというのが実情。ともかく、貴重な時間を割いて試聴したので、ありのままを記載するとして引き続き進めたいと思う。その前に余儀ない展開についてをサラッと触れますね^^。

Cross Pointの新しいUSBケーブルXP-DIC/USB SEL(以下Cross Newとする)にパフォーマンスムラがあるということが発覚した。デモ試聴数日後に知ったのだが、デモケーブルのうちの何割かに不具合があり、悪いもので70点のケーブルがあるとのこと。手元に届いた品が何点なのかわからないが、レビュー結果から察するに恐らく70点の品が届いたのであろう。少なくともレビュー時点でその事実を知らなかったので、期待値が高かったCross Newに???な想いをぬぐえぬままCross Newへのヴァージョンアップを保留とした。

俄然Shunyata Research OMEGA(以下OMEGA)への期待が高まると共に、前回レビューのJorma USB REFERENCE(以下Jorma USBとする)の想いが高まり導入に現実味をおびてきた。試聴後導入前提でお借りしることもあり、早々に答えを出さなければならない状況に焦りつつ、気持ちはOMEGAかJORMA USBにスイッチした。

Cross Point製品に誤解を与えないために記載するが、前半のCross Newレビューで日和ったなどと書いてるが、今となってはお気に入りメーカーCross Pointが満を持してリリースしたNew USBケーブルはこんなもんじゃないという期待を込め、私のところに届いた品は70点の個体であってほしいと思う次第である。

前置きが長くなったがUSBケーブルの比較レビュー後半進めたいと思う。時間が無いのでCDリスニングは割愛し、まずCross NewとJorma USBでレコードのデジタル化音源を比較した。

Active Force LP Cross New
Active Force LP Cross New

Cross New:70点とは言え基本性能が優れているCross Newの音源は前半レビューの通り、全体的に大人しくなった印象があり、ダンスミュージックとしての骨太感は少々後退するも間違いなくレコードの再現性は高いと感じた。あと、背景が静かなのでエフェクトの加減や減衰が明確となり、低域が整うことで全体的にきれいにまとまる印象を受けた。
Active Force LP Jorma USB
Active Force LP Jorma USB

Jorma USB:昨年試聴した時の印象よりにわかに脚色感が増したように感じた。スピーカー、ブレーカー、マスタークロックの変更に伴うリスニング環境底上げの恩恵?ともいうべき、よりリアルでアグレッシブなサウンドが目の前に展開する。やはりJorma USBの出音はうっとりする。そして今回ワクワク感が加わったように思う。つまり音楽を聴いてて楽しいのだ。基本性能の高さに裏付けされた背景の静けさや音の整い方はハイエンドケーブルのそれであるが、それにプラスされたJorma独自の妖艶サウンドの抑揚に心奪われる。うっとりしてる場合ではない(笑)。レコードのデジタル化音源でそれを感じてしまうと、やはり録音には向いておらず、リスニング限定と割り切って使うのが良いと、、、、前回同様の結論が頭をよぎり現実に引き戻される。


Jorma USBの試聴を終え以前同様録音には不向きと結論付けたことでJorma USB導入も保留とした。今更だが、、、、初めから100点のCross Newを試したかった。Cross PointXP-DIC/USB EN SE(以下Cross Oldとする)が大変気に入ってたので、価格も大きくアップしたCross Newに期待を寄せたが、まさか触手が動かずという結果。しかも後から70点の品が届いてたことが発覚という落ち、、、、。今後も期待してるメーカーだけに悔しい。そんなこととはつゆ知らずOMEGAへの期待値は最高潮へ。


Active Force LP OMEGA
Active Force LP OMEGA

OMEGA:期待が高まったところでいよいよ真打ち登場か!ってか、この流れはもうすでにOMEGAに決めたことを予感させる演出である。その通りである(笑)。Active Force:Cold Blooded Lover のイントロを聴いた瞬間ほぼ気持ちは固まった。整ってるねー!しかるべき状態で音が鳴ってる!というのがファーストインプレッションである。背景の静けさや滲みないクリアーな出音は基本性能の高さからのもので、定位や音像の整いっぷりはCross NewやJormaよりも優れていると感じた。さらに各楽器のレイヤーが立体的で、ダンスミュージックの持つ抑揚が体感できる。

例えるならJorma USBの妖艶な抑揚を程よく抑えつつ、Cross Oldの実質剛健骨太サウンドとCross Newのきれいなまとまりを兼ね備えたともいうべきか、私が求めるものすべて満たしている!これです!こいうのを待ってたんです。つまりJormaとCross pointの良いとこどりに加え、理論で固められたOMEGAの基本性能の高さとの融合から生まれる理想のサウンド。

Cross Newのまじめな音にも惹かれたが、OMEGAサウンドの触手ビンビンを抑えられない(笑)。初めてJorma USBを聴いた時も衝撃だったが、OMEGAはそれを完全に上回った。この時点でCross Oldを下取り、そしてわずか1点のみ在庫があったOMEGAを確保(在庫がない場合1.5ヵ月待ち)。Cross Point USBケーブルとの別れは惜しいが、OMEGAと出会えたことでより高品質なデジタルデータ作成が可能となる喜びが大きい。

ちなみに、私は、幸か、不幸か、思い立ったらすぐ行動するタイプなので、Cross New 70点の事実を知る前にOMEGA導入となったが、あと数日検討していればCross New 100点とOMEGAの比較が実現できたかもしれない。と、思うと少々悔しい気もするがそんな気持ちも吹っ飛ばすほどOMEGAが気に入ったということで、今回のレビュー締めたいと思います。なお、前半で触れたUSBケーブル介したレコード再生音と介さない再生音の比較は別の機会に紹介できるといいな^^

2022年8月10日よりhunyata Research OMEGA USBケーブル運用開始