ようやくHP700の設置完了し業務の合間にレコードを聴いてみた。HP700の瞬発力は素晴らしく、明瞭な音の輪郭とバスドラのアタック音の気持ちいこと!気持ち良い音で鳴ってくれてるついでに、スピーカー足周りの見直しを行った。スピーカースタンドの底面には特殊構造のインシュレーターがねじ止めされており、設置当初からインシュレーターと床の間に2mmほどの緩衝材をかましていたが、外してみたい衝動に駆られ思い切って外してみた。かました経緯は忘れたが外して大正解でした(笑)。HP700の瞬発力に磨きがかかり、さらに勢いが増し躍動感あふれる音に!なんで今まで緩衝材かましてたんだろう。。。うろ覚えですが、恐らくオーディオショップの方に進められたのだと思う。
今日聴いた作品はHerbie Hancockの1988年のアルバムPerfect Machineで、バリバリのデジタルファンク?めちゃめちゃ音が良いこのアルバム、本作の特徴としてベースとバスドラのアタック音のクオリティが素晴らしい。スピーカー足周りの見直し後にふさわしい強烈なリズムの作品である。HP700の持ち味である瞬発力と明瞭な音のトランジェントが相まって、すさまじいデジタルファンクビートが堪能できた。
HP700は3段階のゲイン設定があり、それぞれ音のニュアンスも異なる。以前(2016年ころまで所有)はハイゲインの熱い音が好みだったが、現在は中間の音が好みである。録音ファイルの違いはまだ検証してないが、今までの経験から想像するに、それほど大きな違いはなさそうだ。レコードをデジタル化した時の音と、レコードのリアルタイム再生音、違いがあることは周知の事実としているが、いかに再現性を高めるか、、、このHP700の再生音と録音音源どのくらいの差があるのか今後検証していく(数値ではなく耳で検証)。プリアンプXやDJミキサーではリアルタイムで聴く音の違いが明確だったが、録音ファイルはさほど違いはなかった。HP700でレコードを再生しデジタル化した音源との比較はもう少し先になるが、現在の録音環境ではそれほど差が出ないような気がする。過去のシステムより現システムの方が良い環境なのは間違いないのだが、再現性を高めるという意味では相反するようにも思う。その実はなんぞや?謎は深まるが、とりあえず今はHP700で音楽を楽しみたいと思う。当ラボでの活用法はゆっくり考えるとしよう。
次に聴いたのはDaft Punkのアルバムで、今から20年前にリリースされたもの。残念ながら解散してしまう彼らですが、個人的には一番好きなアルバムです。基本的にダンスミュージックでリズムが肝になってるこの作品ですが、HP700で聴くと上下左右の広がりがグッとワイドになり音場がかなり広がります。これこれ!この感じがたまらなく好きなんです。プリアンプXではここまで広がらないように思うが、録音ファイルで比較するとそこまで差は無いんだろうなー。この点がプリアンプの妙なんだよねー。凡人の頭じゃ到底理解できないが、レコードのデジタル化にうまく反映できないか悩む日々が続きそうですが、業務最優先で明日からも頑張ります。