こちらへの投稿、少し間が空いてしまいました。日々忙しくしておりますので、マイペース不定期更新が通常化しておりますが、時々見ていただければ幸いです。
今回Antelope Audio AMARIのレビューということで早速行きましょう!
さて、長年使ってきたAntelope Audio eclipse384からAMARIへ移行して4週間ほど経ちました。eclipseもまだ十分使えるので、この二台を使って最適な環境を構築すべく、設定や接続を試しながら検証しておりました。
AMARIについてはマニュアルやネット記事では知りえない使用法や仕様について発見があったので、レビューと合わせて紹介いたします。少し長くなるかもしれないので、2回に分けるかもしれません。 |
↑↑↑この画面↑でルーティング指定↑↑↑ |
まず、ドライバインストールやアクティベーションなど、Antelope Audio独自の初期設定はスムーズに行えたので第一段階はクリア。ここでつまづく場合が多々あるようですが、懇切丁寧なサポートサイトのおかげでうまくいきました。そして音楽ソースをどのように出力するかなど、内部のルーティング設定をAMARI専用ソフト上のコントロールパネルで設定。 |
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↑↑↑AMARI専用コントロールソフト画面↑↑↑ |
設定は5パターン本体にメモリーできますが、音量やサンプルレートなどはメモリできないようです(eclipse384はメモリできた)。 |
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↑↑↑AMARIのタッチパネル↑レスポンスよし!視認性よしです↑↑↑ |
リスニング、モニター、録音など必要に応じて本体のボタンでプリセット設定を呼び出します。(本体正面の窓がタッチパネルになってます)ボタンを押した瞬間切り替わるのではなく、ボタンを押したあと更にボタンが現れてそれを押したあと切り替わる仕様となってます。誤操作することがないので安心ですね。 |
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wavファイルを再生
設定が終わりwavファイルを再生してみました。オーディオ製品なので多少のエージング(慣らし運転)は必要なものの、いきなりすさまじい音が出てきました!以前ディスコイベント用にLPから録音した1981年作品のダンスナンバーです。eclipse384で24bit/96khzでAD(アナログをデジタル化)し、Slate DigitalのFG-Xプラグインでマスタリングしたファイルです。
↑↑↑Tavaresの1981年作品より↑Lovelineを試聴↑↑↑ |
↑↑↑お気に入りのプラグインソフト↑ Slate DigitalのFG-X(画像の設定数値は本件とは無関係)↑↑↑ |
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何が凄いって上下左右の音の広がりが凄い!なんだこの立体感!高域から低域までよく出てる!というのがファーストインプレッションです。AMARI日本語特設サイトに記載がありますが、デジタルをアナログに変換(DA)し2chに出力する際、このAMARIは8つのDAチップを使うらしい。一般的なDACは(デジタルをアナログに変換する機器)1つのチップを使用するらしく、高級な物になるとデュアルDACでLとRにそれぞれチップを使用するらしいのだが、AMARIはなんと8つ!各チャンネルに4つ使うのだ!!!それが今聴いてるこの音なんだと理解しました。
↑↑↑一般的なDACの ↑ チップ構成↑↑↑
↑↑↑AMARIの ↑ チップ構成↑↑↑
もう一つ気づいたことは、音量を上げても苦しくならないこと。どんどん音量を上げたくなる衝動に駆られまくりました(笑)。幸い当ラボの環境では日中の大音量は問題がないので、ここぞと上げてみましたが気持ちよく聴けるんです。自画自賛するわけではないですが、当ラボでデジタル化したものは音量を上げても耳が痛くない、体が疲れないことで好評をいただいておりますが、改めてそれを実感した次第です。
↑↑↑品質の高いデジタルデータはコチラ参照↑↑↑
eclipse384でADしたファイルでこの音ですから、AMARIでADしたファイルをマスタリングしたらどうなるか?早速同曲で試してみました。まず結論から言うとeclipse384とAMARIでADしたファイルは極端な差は感じませんでした。しかしながら最新のADチップを使用してるAMARIのほうが良い感じがしました。何が良かったのか具体的に?何でしょう、とにかく良いとしか言えません。こんな時音を文字で表現できる才能、いわゆる文才が自分にあったらと思う次第ですが(笑)、ブラシーボ効果抜きにしても間違いなく全体的な底上げはなされてると感じました。
ADに関しては大きな差というよりもeclipse384の音とAMARIの音、いずれが好みかというところの違いではないかと思った次第です。私個人としては圧倒的にAMARIのクリアな音が好みで大変気に入りました。そして何よりもAMARIでADした音をAMARIでDAした音が想像を超えた良さだったので、今回AMARIを選んで良かったと改めて思いました。
次回に続く