レコード音質比較高音質関連

LP、12インチシングル、再発12インチシングル音質比較

town album

さて、前回は12インチシングルとLPの音質について、二回に分けてインプレッションしましたが、今回は予告通りLP、12インチシングル、再発12インチシングル音質比較してみました。

吉田美奈子さんの1981年の作品で、和製ファンクの代表格Town収録アルバムと、海外盤12インチシングルと、2016年再発のリマスター12インチシングルを比較しました。

town
town

まずはオリジナルLP
town album
town album

オリジナル盤だけにさすがの高音質です。アルファーレーベルの81年プレスということで、YMOで儲けたアルファの一番脂がのっている時代のレコードですね!なんて下世話な勘繰りでしょうか。いい機材、いいミュージシャン使って最高の演奏を聴かせてくれます。

続いて海外盤12インチシングル

town12
town12

日本盤12インチも聴いてみたいところですが、物がないので海外盤を聴いてみる。12インチ盤なのでカッティングレベル、つまり音圧が高いと思われるので音量絞り気味で再生。あれ?音圧思うほど高くない。もう一度LP再生してみる、、、あれ、再度海外盤かけてみる。音圧ほぼ同じ。。。音質もLPとほぼ変わらず。んー、いや、なんとなくLPのほうがバランス良いように感じる。つまり左右の音量バランスが整ってる感じ。はい。やはりLPのほうがにわかに音質が良いと思われます。海外盤12インチはそれなりの高値で取引されており、日本盤LPのほうが入手しやすいと思うので、あえて海外盤は不要ではないか?と個人的に思いました。

続いて再発盤12インチシングル

town12-re
town12-re

リマスター盤ということで期待に胸が躍ります^^。おーー!のっけから唸るベースが地を這う!そしてチョッパーで弾ける!と言わんばかりに重低音が響きます!さすが最新リマスターです。これは次元が違いますといいたいところですが、、、、音量上げすぎてました。他の二枚よりも音圧は高めです。低域の押し出しがすご過ぎて高域の抜けが今一つに感じてしまった。ここまで低域膨らまさなくてもーーー、っていうのが第一印象。聴いてるうちに慣れてきますが、他の二枚に比べて明らかに低域の出方が違います。今どきのフロアを熱くするために誇張されたのか?と勘繰りたくなるくらい低域が出ます。んー、高音質かと訊かれると個人的にはLPのほうが好きですね。でも、このリマスター12インチシングルの音が好みの方も多いと思います。この低域、フロアでどのように聴こえるのか試してみたくなりました。

当ラボの環境で聴いて順位を決めるなら、、、もし同じ値段で売られていたら、どれを買うか。。。個人的にはLP、再発12インチ、海外盤12インチの順となります。あまり参考になりませんかね(汗)。
しいて言えば海外盤は要らないかな。

さて次回はLPとCDの音質を比較してみたいと思います。

yasuyuki
yasuyuki

個人的に大好きな岡村靖幸さん。