機材関連音質比較高音質関連

Isoteckノイズフィルター

nova one

さて、今回は電源環境のプチ見直しということで、今年一発目の機材レビュー。今年も良い音を追求してまいります。

現状は、オーディオリプラスの壁コンセントセットとアコースティックリバイブのタップで電源供給しております。詳細はコチラのページご参照ください。

現状の環境に満足しておりましたが、懇意のショップ様よりお声をかけていただきまして、電源関連機器の人気商品で良い状態の中古品があるとのことで、自宅デモをさせていただきました。IsotekというメーカーのSigmasというノイズフィルターです。詳しくはコチラをご参照ください。この製品はこのカテゴリーでは珍しく、発売以来異例のヒット商品らしくいまだに人気があるそうです。

sigmas
sigmas

背面のコンセントは全部で6つあり、2つが16Aの高出力用、4つが10Aの低出力前段機器用となっております。電源フィルターにおいては良い印象はないです。以前同社のtitanを自宅デモした際、ADAMのアクティブスピーカーS4X-Vで試してみましたが、最終的に電源タップに直接接続が良いということに落ち着いた経緯があります。よって今回は高出力機材の接続ではなく前段機器用として試してみました。

Sigmasは20Aの容量なので、前段機の低出力機材であれば複数接続できる。今回はターンテーブル(SL1200GAE)、AD/DAコンバータ(AMARI)、DJミキサー(MODEL1)を試してみた。ちなみにフォノイコライザーは今回除外した。理論的かつ明確な理由はないが、いろいろ試した中で、壁コン→アコリバタップ→フォノイコライザーが最も良い状態だからです。

sigmas
sigmas

早速Sigmasに各機器を接続しレコードをデジタル化してみた。Sigmas+ターンテーブル、Sigmas+AD/DAコンバータ、Sigmas+DJミキサー、Sigmas+全て、という風に4パターンの録音ファイルを用意して、特殊なソフトで波形を見ながら音質確認してみた。劇的な変化は感じられなかったが、DJミキサー接続時が一番効果を感じることができた。波形で見るとノイズフロアが下がっており、その影響か音の明瞭度が上がったように感じた。ノイズフロアが下がったといっても、レコードに針を乗せない状態での話。針を載せてしまえば大きな差はないが、この小さな差の積み重ねが高音質につながるので、Isotek導入アリだなと直感した。しかし、DJミキサー1台のためにSigmas導入となると、Sigmasを持て余すことになる。そこで導入候補に浮上したのがIsotekの1個口製品Nova Oneである。早速自宅デモしてみた。

nova one
nova one

isotec
isotec

record digital lab
record digital lab

Sigmasは2015年発売でNova Oneは2020年9月発売。ノイズフィルターの仕様も最新式ということもあって、確実に良い効果が確認できた。この製品、電源ケーブルをグレードアップできるらしい。これは即買いと判断。新たなラインナップに加わることになりました。今年もフルラインナップでデジタル化に勤しみます