なんだか堅苦しいタイトルだが、室町時代の能役者・能作者である世阿弥の言葉だ。能について語る回ではなく、現在のレコードデジタルラボのスタンスやデジタル化業務の雑感など、当方が思うことを書いてみたいと思います。
そもそもレコードデジタルラボ立ち上げのきっかけは?
とにかく良い音で音楽を楽しみたいという思いからピュアオーディオを始めました。さらに、長年続けているDJ活動では、自分が良い音で楽しむだけでなく、オーディエンスにも良い音を届けたいという思いが強まったこと、ちょうどその頃、デジタル音源が中心のPCDJ黎明期と重なったこともあり、ピュアオーディオを利用し、レコードを高音質なファイルとして残す取り組みを始めるようになりました。結果周りのDJやお客様に喜んでいただけるに至り、より多くの方々に喜んでいただけるサービスとして、当サイトを立ち上げました。
レコードデジタルラボ立ち上げ時からの信条は、ご依頼を単なる作業としてではなく、自分がお客様の立場だったら何を求めるか、どのような対応に満足し、嬉しいと感じるかを常に考えながら取り組んでおります。ご依頼を通じてお客様に感動していただくことを最低限の使命と捉え、その期待を超えられるよう日々努めております。
各サービスの対価については、高品質なピュアオーディオシステムの構築および維持費用を加味した上で妥当な設定としております。今後世の流れに習い一部見直す場合もありますが、当面現状維持で技術力アップでカバーする所存です。
なんだか堅苦しい感じで書き始めましたが、レコードデジタルラボ立ち上げ当初から現在まで変わらぬスタンスで取り組んでおり、お客様の声にある喜びのメッセージが何よりの励みになっております。
そんな中、ご依頼者様から相談を持ち掛けられることがあり、ここ最近数件重なったので、この場を借りて紹介します。
ケース1
Aという業者にLP数十枚CD化依頼したが、仕上がったCDの音質全て悪いので、音質改善できないかとのご相談。依頼したレコードはCD化後すぐに買い取り業者に売却し手元に残ってないという。とりあえずCDを送ってもらい音声を確認してみました。ノイズ除去精度が悪く、原音への影響もかなりある。しかし一番の問題は音質だ。使用したレコード針とオーディオインターフェースの品質が悪いことが想像できる。
当方で改善できる余地はない旨を伝え、音質改善のご依頼をお断りしました。依頼者曰く、安さを売りにした広告をたまたま見つけ、市販CDのような仕上がりを期待して依頼したそうだ。仕上がったCDにがっかりすると共に、忙しさにかまけCDをしばらく聴かずに放置し、早々にレコード売却したことを深く後悔しておりました。かける言葉が見当たりませんでしたが、複数ある業者のホームページの閲覧と、直接電話して信頼に足る業者か否か判断基準とするポイントをお伝えしました。最終的に特にお気に入りの数枚を再入手し当ラボにご依頼いただきました。納品後現在に至るまで数枚単位で定期的にご依頼いただいております。
思い出のレコードが期待外れのCDとなって手元に残り、レコード売却を後悔するケースは、当サービスを通じてお客様より度々報告がございます。レコード売却または処分前提にCD化される場合、取り返しがつかなくなる前に業者選びはより慎重に行うのがベターですね。
ケース2
複数のLPと12インチシングルのハイレゾ音源化ご依頼いただきました。高音質コース(LP)とDJコースで仕上げ納品後高評価メールを頂きました。そして当ラボへの依頼が2社目であることも記されており、その内容の一部を紹介します。
Bという業者に複数のLPと12インチシングルのハイレゾ化依頼をしたが、仕上がった音質に満足いかず、修正、改善要求も拒否され諦めていたが、どうしても諦めきれず最高音質を求め、ネット検索で当ラボへ期待を込めて依頼というのが経緯。業者Bと当ラボの音質があまりにも開きがあったため、音源の一部も提供いただいた上で、業者選びの大切さを学んだとのご報告をいただきました。
この案件は、ブラックミュージックとディスコ物12インチシングルのハイレゾ化において、リズムメイン曲のノイズ除去失敗が不満足を招いたケース。提供音源を聴くとオリジナルとかけ離れた内容に愕然とされたお客様の気持ちが十分伝わる仕上がりで、いわゆる手抜きノイズ除去の典型といえる内容でした。
コチラのページで解説しておりますが、ノイズ除去ソフトのほとんどが、アタックの強い音をレコード特有のパチパチノイズとして除去するもので、曲全体を思慮なく一括処理すると、リズムのアタック音がそぎ落とされてしまい、オリジナルとかけ離れた仕上がりとなります。除去精度高くするほどノイズは完全になくなりますが、リズムも体をなさなくなります。
あと気になった点として、ご依頼いただいたレコードは恐らく未洗浄。デジタル化前に洗浄しない理由は不明ですが、まず丁寧に洗浄しデジタル化。音声はノイズ少なく除去作業もスムーズでした。当ラボでは各コースレコード洗浄は価格に含まれ基本作業としております。通常デジタル化前のレコード洗浄は必須と考えますが、洗浄も手抜きだったのか?洗浄無しでノイズが発生しても全体処理で除去する前提ということなのか?いずれにせよストレスなく音楽を楽しむ条件の一つとしてノイズ除去は必須。
当ラボでは各コースノイズ除去処理の基準を設けており、その緻密さを価格に反映しております。盤質にもよりまずが、曲全体を思慮なく一括処理することはございません。
初心忘るべからず
今回と同様ケースは過去に何度も経験しており、オリジナル音声を熟知している方はすぐに気付きますし、You tube等で音声比較しても違いが確認でき、当ラボに改めて依頼されるお客様も多いです。レコード洗浄とノイズ除去は仕上がりに大きく影響及ぼすため、これらを重視している業者か否か見極める必要があります。
初心忘るべからずとして、当ラボのスタンスを改めて表明し、お客様からの相談事など一部紹介いたしました。レコードやカセット、MDのデジタル化業者選びは悩むところですが、ホームページから読み取る、あるいは直接電話して問い合わせる方法が考えられます。
直接持ち込みできる環境の方以外は、顔の見えない相手とやり取りすることがほとんどで、大切なレコードを預けるとなると不安が伴いますね。信用に足る業者か見極めは直接電話で話をするが一番。ホームページから読み取る場合、使用機材の開示や技術的解説ページがあればより信頼度が上がり、サイトの最新情報など、定期的な更新があれば信用度が上がります。主催者の顔写真や作業場写真があれば親近感を覚えるかもしれません。
また、お客様の声などのページがあればなお良いですね。あとグーグルマップ訪問で建物の外観を確認するのも面白いかもしれません。それなりの音量でモニタリングできる環境なのか、という点ももしかしたら外観から読み取れるかもしれません。
お客様の思い出が詰まった大切なレコード、業者に頼めばCDやデジタルファイルにしてもらえる便利な時代になりました。良い音質で残したいと思う方は多いと思います。当ラボお客様より他業者で満足が得られなかった2つのケース紹介しましたが、伝えたいことは業者選びは慎重にということです。前述の通り選定ポイントも複数挙げておりますので是非参考にしてください。
本ページ最後にレコードデジタルラボの営業を^^。
お客様のご要望に応じて提案
当ラボではレコード、カセットテープ、MDのCD化およびデジタルにおいて、複数のコースをご用意しております。ご用命は各コースのフォームよりお申込みいただくか、直接お電話でお問い合わせください。お客様のご要望に応じて提案させていただきます。
各コースのリンク
◆オンライン(見積依頼フォーム)
コース別の見積もりフォームに必要事項を記載して頂きご注文を受け付けます。
| お手軽コース | LPシンプルコース |
|---|---|
| シンプルコース(ベスト盤) | 高音質コース(LP) |
| 高音質コース(ベスト盤) | DJコース |
| 高音質特別コース | プレミアム特別コース |
| カセットテープのCD化コース | MDのCD化コース |
| レコード反り歪み修復サービス |

