さて、今日は新たな機材を導入?伝説の?カセットデッキ、NakamichiのDRAGONが当ラボにやってまいりました。
1982年に発売され、199●年まで発売されてたモデルで、当モデルはシリアルナンバー30000番代の末期モデル!末期モデルとは微妙な響きですが、マイナーチェンジを繰り返しようやく完成形となった最終モデルともいえる逸品。
当ラボに来た経緯を簡単に説明しますと、
レコードのデジタル化問い合わせの際に、カセットテープもデジタル化できないかというお問い合わせが重なった折に、カセットデッキの導入を検討した次第です。現役で販売されてる製品は音が???なところがあるので、カセットデッキが盛んな頃に発売されたディスコンモデルでなるべくいい音で、コンディションが良いものを探すことにしました。
昔職場が一緒だった友人がDRAGON持ってたことを思い出し、Nakamichiのデッキで良いのない?って電話したところ、スペシャルなオファーが!!!!
その友人がなんとDRAGONを譲ってもいいよと!!!!まさかこのような展開になるとは。。。
友人曰く「すでに使っていないし、箱の中に入れて保管してるだけだから」とのことで、早速そのスペシャルなオファーを受け本日取りに伺いました。もちろんただではございませんので念の為^^。
動作は保証しないということを理解した上で譲り受けました。
箱、マニュアル、クリーナー、ケーブルまで付属品すべてが揃っている。そして驚くことになんときれいな外観!僅かな傷は有るものの、使用感なく大変綺麗な品でした。几帳面で真面目な友人ならではのエクセレントコンディション。
さて、電源投入後の動作確認となるわけですが、何せ二十数年前の精密機械。正常に動くほうが奇跡と思っていたので、予想通り再生、録音、早送り、巻き戻しができない状態でした。
使用頻度は少なかったものの、回転系の不具合でメーカー修理を受けた経緯を聞いていたので、落胆することもなく即、Nakamichi専門のメンテ会社に問い合わせたところヘッドさえ問題なければ回転系の修理は可能とのこと。明日早速手配することにします。
遅くとも1ヶ月先には完動の状態で戻ってくることを期待しながら、当ラボのサービスにカセットテープのデジタル化を加えるか否かを検討したいと思います。
お客様の大切なテープを預かる上で、トラブル無きよう充分検証を重ねて検討したいと考えております。
Nakamichi DRAGONで検索すると、色々なレビューが出てきますが、DRAGONで録音したテープ以外も素晴らしい音を出してくれるというレビューがとても多いです。
ついでに言うと、、、ドラゴンで録音したテープはもっと良い音です!というのも、CD全盛期の90年代半ばに、友人宅でDRAGONの再生音を聴いて驚愕した記憶があります。また、彼のカーコンポもNakamichiでして、こちらもテープ再生音は凄まじく良いものだったと記憶しております。
そんなNakamichi製のカセットデッキ、カセットデッキの金字塔といわれるDRAGONが当ラボシステムに加わることで、カセットテープがどんなデジタルデータに生まれ変わるのか。期待が高まります。戻ってくるまでは取説を見て使い方を学びたいと思います。