レコードのハイレゾ化はお任せください!
ジャンル別専用カートリッジで高音質録音
ハイレゾとは?続き
ハイレゾ音源とはデジタル化された高解像度の音源
現在一般的にハイレゾ音源といわれるのが96khz / 24bit ~ 192khz / 24bit となります。
なお96kHz/24bit の場合CD の約3.2 倍、192kHz/24bit は約6.5 倍の情報量を含むことになります。但し、その分データ・サイズも大きくなります。数値が高いほど高音質なのはご理解いただけたと思います。
デジタル化された音声ファイル・フォーマット
詳しい原理等は割愛いたしますが、非圧縮のデジタル音声データがリニアPCMと呼ばれるwav やaiff で、これが一番高品位となります。
一般的に馴染みのあるmp3、wma は不要と思われる音声データを切り捨てて圧縮するので、データサイズが小さくて済むという利点がありますが、音質はwav より劣ります。
音質比較: wma、mp3 < aiff、wav
なおこの圧縮ファイルグループのなかには可逆圧縮( ロスレスともいう) と不可逆圧縮という種類があります。
たとえばオリジナルの音声ファイルを圧縮し、色々切り捨ててしまってもう元には戻せないのが不可逆圧縮(mp3、wma など)です。
可逆圧縮方式にflac というファイルフォーマットがあり、オリジナルの音声を圧縮してデータサイズを小さくすることができる上に、再生するときになぜかまたもとに戻すことができるという優れもの。もちろんハイレゾ対応のフォーマットなので、wav やaiff 同様高品位ファイルとして扱うことができます。
音質比較: flac = aiff、wav
本当のハイレゾ音源とは
さて、話をハイレゾに戻しましょう。
本当の意味でのハイレゾ音源とそうでないもの?について軽く触れておきます。
(1)レコーディングからミキシング、マスタリングまですべてハイレゾで行われたもの
(2)ハイレゾとハイレゾ以外の音源をミキシング/ハイレゾマスタリングしたもの
(3)非ハイレゾマスターテープやアナログレコードをハイレゾマスタリングしたもの
これらの中で本当の意味でのハイレゾ音源と言えるのは(1)のみで、それ以外は、元々ハイレゾではない音源をアップサンプリング、またはハイレゾマスタリングしてハイレゾと称している。
ちなみにリマスター、マスタリングとは、オリジナルの原盤からノイズを取り除いたり、音質の味付けやレンジを広げるなどリファインしたものを指す。
レコードデジタルラボは、(3)の高解像度サンプリング
(2)や(3)については、俗にニセハイレゾなどと言われておりますが、CD スペックの44.1khz / 16bit をハイレゾにアップサンプリングしたものこそニセハイレゾ。例えるならmp3 はデータの軽量化のために不要な音声情報を切り捨て圧縮を行い、その情報は二度と復元できません。そんなmp3 を非圧縮のwav(44.1khz / 16bit) にアップサンプリングしても音声情報の欠落したサイズの大きいファイルとなり、「ニセ」となることがご理解いただけると思います。
アナログレコードは演奏(空気の振動、音波)をそのままレコード盤の溝に刻んだものです。
レコードの再生音を96khz / 24bit でハイレゾ録音したものは、アナログ音声を高解像度で標本(サンプリング)および量子化(ビット)したものとなります。アナログレコードの再生音をハイレゾ化することは「ニセ」ではないことをご理解いただけると思います。
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