さて、コチラのコーナー更新滞りがちですが、久しぶりの更新早速行ってみよ!
10/4某所でブラックミュージックオンリーのイベントでDJしてきました。白人アーティストの曲ももちろんかけますが基本黒っぽい曲が中心。とはいえ最終的にディスコサウンドメインのイベントとなった^^。
最大キャパ150人ほどの丁度良いイベントスペース金沢エルフさん。お店もスタッフも大変素晴らし!音質についてもリアルなサウンドが楽しめた。毎回イベントでは大音量比較試聴を行うのだが、今回はLPと12インチシングルの比較を行った。80’s ディスコイベントでは欠かせない名曲ChangeのParadaiseがお題である!
曲の紹介は(言わずと知れた名曲につき)さて置いて、早速比較したレコードを紹介しよう。US LP盤続いてUS 12インチシングルPromo盤続いてUK 12インチシングル盤これら3枚に収録されてるParadise(You Tubeリンク)という曲をDS Audio Master3カートリッジで再生したものをデジタル化し、完ぺきなノイズ除去を施した音源を比較した。金沢エルフイベント会場と当ラボシステムでの比較結果は同じなので、以下簡単にまとめたものを記す。
ちなみに当サイトでは80年代物LPと12インチシングルの音質比較を定期的に行いその結果を当ニュースコーナーで紹介している。12インチシングル=高音質のイメージを払拭することが目的ではないが(笑)、LPも高確率で高音質であることを試聴をもって伝え、ディスコ系レコード購入や現場プレイするDJさんの参考になればという想いがある。
まずUS LP盤である。A面の1曲目なので一番おいしいポジションに曲が刻まれている!早速聴いてみたが非常にバランス良い鳴りっぷりだ。解像度高く左右バランスもとても良好かつ音の広がりも相俟って目の前の音像がかなりワイド!やはりLPは侮れない!かなりの高音質と評価したい。
続いてUS 12インチシングル盤である。個人的なイメージとしてUS盤12インチシングルはフロア向け低域ヴォリューミーというのがあるが、LPと比較してどのような結果となるか?早速聴いてみたが、、、むむむ、、、解像度高いが思ったほど低域の量感が無いかも。左右バランスは悪くないがLPと比較すると音場がやや狭く感じ、左右の広がりも物足りなく感じてしまう。高解像度な印象が強くややハイハットが耳障りに感じるレベルだ。USプロモ盤12インチシングルということで、かなり期待していたが当方の主観ではLPの方が高音質と判定。意外な結果だ。
続いてUK 12インチシングル盤である。個人的なイメージとしてUK 12インチシングル盤は高域が派手で低域が僅かに物足りないという、、、、勝手にイメージしているが(笑)、Paradiseは如何に?
バズーーーーーン!針置いて、イントロ流れた瞬間、バズーーーーーン!判定結果出ましたー!Change Paradise UK 12inch Single圧勝です。なんだこれは、全く別物としか言いようがないくらい腰の据わったイイ音!美しすぎるピラミッドバランスの音が気持ち良い。ディスコサウンドの理想である。豊かな低域に乗っかる中高域の見通しの良さが際立つ!雑味が無くバランス良いから音量上げても痛々しくない(US 12インチは痛々しい)。同じ曲とは思えないくらいUK 12インチシングル盤は高音質である。流通量はそれなりにあると思うが、コンディションの良いものはあまりないかもしれない。かく言う私も3枚買ってようやく良い状態の品と巡り合えた。

今回予想外のUK 12インチシングル盤の圧勝となった。予想外というのは言い過ぎだが、やはりレコードは聴いてみないとわからない。US プロモ12インチが最下位というのも予想外だ。
オマケ情報:US 12インチシングル盤とUK 12インチシングル盤のヴァージョンが僅かに異なる。1回目のサビヴォーカル部分冒頭でコーラスがReach for the sky と歌い、メインヴォーカルがReach for the skyと続くのだが、UK盤はコーラスがReach for the sky と歌うが、メインヴォーカルが続かないのだ。そして次のI want you, I want you moreからはUSもUKも同じなのだ。US盤がこの曲本来のスタイルと思うが、UK盤を聴くと一瞬アレ?ってなる(笑)。慣れてしまえば問題ないが、初めてUK盤を聴く場合少々戸惑います。ま、音が良すぎるからこの点は目をつむりますが。。。ちなみにUS LP盤とUS 12インチシングル盤は同じ内容です。こうなるとUK LP盤が気になる。入手予定につきヴァージョンと音質確認後追記したいと思う。
本日は以上^^