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MCカートリッジ3種比較

さて、久しぶりにカートリッジ比較コーナーということで、今回My Sonc Lab / Eminent GLを自宅デモする機会に恵まれ、限られた時間の中3種類のMCカートリッジを比較試聴しました。今回試聴するレコードは84年作品からチョイス。先日たまたまこのアーティストの作品に触れる機会があったので、LPを引っ張り出してきました。そうです!トップ画像にあります日本人エレクトロポップユニットJullanのデビューアルバムImaginary Doll。当時はネット情報がなかったので、音楽雑誌情報でレコードを買っておりましたが、各雑誌や海外雑誌も大絶賛されてたので、間違いない作品として購入しました。そしてもう一枚はオーストラリアのエレポップバンドReal LifeHeartland(エレポップよりもロック寄り)。これも大好きなアルバムです。このアルバムについてはマイコレクションの010番で紹介しております。

real life & Jullan
real life & Jullan

この2枚は共に1984年リリースという共通点のみで、他何の関連もないんですが、バスドラの音やシンセベースの音が両作品とも似てるって想いがありまして、独特の低音感といいますか、エレクトリックベース音好きな私としては、豊かな低域を表現してくれるMy Sonic Labのカートリッジで聴きたいレコードとして真っ先に思浮かんだわけです。

Pacific Albun
リードワイヤ変更

Pacific Albun
デモ機

上記画像はMy Sonc LabEminent GLデモ機とデモ機のリードワイヤーをKS-Remastaに変更したものです。今回比較するMCカートリッジは当ラボフラッグシップカートリッジMy Sonc Lab / Signature Platinumとシンプルコースや高音質コースで活躍中のAudiotechnica / AT33Saです。いずれも低域の表現力が高いので、JullanReal Lifeの低域表現やシンセベース、シンセの音などなど、音質音色比較してみたいと思います。針を変えながらリアルタイム試聴では正確な比較ができないので、3種類のカートリッジであらかじめ録音した数曲をDAW上に並べて比較試聴します。


at33sa
at33sa

まずはAT33Sa。各帯域のバランスが優れており、全体的に押し出しが強く、高域の解像度が高いためとてもきらびやかな印象です。いちばん最初に聴くにはかなりハードル高いんじゃないの?って思わせるほどの高音質です。いやー、明るく楽しく音楽が聴ける!という表現がぴったりです。さすが安定のAudiotechnica実にいいです!オールマイティーに使えるカートリッジで大変重宝します。


eminent GL
eminent GL

続いてEminent GL。音がとても引き締まってますねー。低音のアタック感、つまりバスドラやシンセベースのアタックが明瞭で、低域の量感も申し分ない。タイトでありながら低域の量感が失われてない。AT33Sa録音ファイルと比較すると、低域の表現はEminent GLのほうが断然好みだ。高域が少し物足りない感じがしたが、これは誤解であった。Jullanのサ行が強調されるMysterious Marionette、AT33Saで聴くのとEminent GLで聴くのではずいぶん印象が違う。AT33Saファイルは高域がざらついて感じるほどEminent GLファイルの高域はすんなり耳に入ってくる。耳当たりが良いというか、音がにじまず余計な付帯音が絡まってない感じで品が良い!これはとても気に入った!シンセベースやバスドラが活き活き鳴ってる感じがたまらなく良い!AT33Saのほうが解像度高いと感じたが、Eminent GLと比べてしまうと、、、やはり全体的にざらざらしてる。。。その点Eminent GLの高域は優しくみずみずしく耳当たりが良い。勝負ではないですがEminent GLに軍配ですね。さすがAT33Saが3個買える価格だけのことはある。AT33Saの音が悪いわけではない。大変すばらしいカートリッジですが、Eminent GLがさらに上を行くということです。結局価格差が音に出てしまった感は否めません。


Signature Platinum
Signature Platinum

続いてSignature Platinum。やはりといいますか、でなきゃ困るといいますか、さすがEminent GLが2個買える価格だけのことはある。AT33Sa、Eminent GL、いずれの録音ファイルと比較しても、Signature Platinumが良いと感じます。低域のタイトな感じと相反する十分な量感、煌びやかすぎない質の良い高域、絶妙なピラミッドバランスで楽しく音楽が聴けます。録音ファイルにも当然反映されており、見通しが良くクセがない音なのでマスタリング時の音質調整もやりやすい。理想的なピラミッドバランス型MCカートリッジ!まさにMCの金字塔!ってか。コストパフォーマンスで考えると、AT33Sa>Eminent GL>Signature Platinumとなるが、音質はSignature Platinum>Eminent GL>SAT33Saとなります。このSignature Platinum、、、、問題は価格だ(笑)。さすがにこれは予備でもう一個とはいかない。出番は少ないが、しかるべき使用法で扱えば永久的に使える逸品なので、これからも当ラボフラッグシップMCカートリッジとして活躍してもらいます。


ということで、今回も簡単ではございますが、比較試聴レビューしてみました。高次元の音質比較に対して、語彙力乏しい低次元個人的嗜好主観最優先の偏ったレビューかもしれませんが(汗)、レコードを良い状態でデジタル化するには?これをテーマに情熱をもって良い音を求め、これからも技術力を高めてまいります。ちなみにですが、レコードの情報を拾い上げるMCカートリッジをクローズアップしましたが、フォノイコライザーやケーブルで音質は大きく変わります。レコードに刻まれてる情報は変わりません。レコードっていいですね。いやー、良いです。レコード大好きです^^

ということで、今回自宅デモとしてMy Sonic Lab / Eminent GLをお借りしましたが、近いうちラインナップに加わるかもしれません。LYRAのKLEOSやAudiotechnicaのAT-ART9XA高音質コースで活躍してくれること間違いなしです。今回デモ試聴でお世話になりました、AのMさんには感謝です。